ニュース１０森本アナの花の旅
毎週、月曜から金曜の夜１０時から、ＮＨＫ総合とデジタルハイビジョンで放送されている、ニュース１０。
この日からは５夜連続で、お天気コーナーを担当している、森本健成（たけしげ）アナウンサーが伝える列島中継「日本列島春本番」のコーナーがあります。
平成１３年４月２日（月）からは森田美由紀アナが加わり、スタジオも一新して、心機一転での新スタートです。
初日の４月２日は、福岡県上陽町からの中継で、気温は１５度。日中は１８度。桜は８分咲きで、寄口眼鏡橋と美しい桜の花がとても合っていて見事でした。
「石橋と桜って合いますねぇー。まるで『日本の風景』みたい（笑）」と堀尾アナがコメントすると、森田アナもつられて笑っていました。
２日目の４月３日は、大阪府吹田市の万博記念公園からの中継で、気温は６度。桜は８分咲き。万博記念公園には、５５００本もの桜が植えられていて、番組のために特別にライトアップが延長されていて、美しい桜を映し出していました。ライトアップは１５日迄だそうです。万博について堀尾アナは、「埼玉の学校の時に修学旅行で行きました」。森田アナは「私は生まれてないかもしれない」と答えていました。番組の中では恒例の「花見弁当」が登場しました。今回は、森本アナは番組の中で食べることは控えていました。
３日目の４月４日は、兵庫県神戸市東灘区の谷崎潤一郎が暮らしていた家からの中継。気温は９度。桜は満開です。谷崎潤一郎が昭和１１年から７年間暮らしていた家は、小説「細雪」の舞台ともなった芦屋川に近く、家でも花見を楽しみたいと自宅の庭に桜が植えられています。谷崎潤一郎の家には、当時の机がいまも残されていて、谷崎潤一郎も座っていたという椅子に森本アナも腰かけ、「いい文章が書けそうな気分です」と一言。それに対して堀尾アナは「貫禄不足だよね」と言っていました。
４日目の４月５日は、福井県大野市の上打波地区からの中継で、まだ雪が３０ｃｍも積もっています。気温は０度。桜はまだつぼみ状態。冬になると雪が３ｍも積もるため集落には一人もいなくなります。４月１日に４ヶ月ぶりに戻ってきた集落。大切に育てているイワナがどうなっているかが心配だと集落の人。今日はイワナのお造りとイワナのこつ酒を森本アナは堪能。美味だと話していました。
最終日の４月６日は、愛知県犬山市からの中継で、気温は１３度。桜は満開です。翌日は犬山の春祭り。前夜の宵祭りの様子を紹介していました。山車のことを犬山では、車山（やま）と呼びます。２００年前に作った車山は高さ８ｍ。重さは３トン。からくり人形が犬山の車山の特徴です。からくり人形は車山の中に入った６人がすし詰めの状態で操っています。翌日の天気がよいことを、町会長さんが「森本さんのおかげ」と礼を言い、森本アナは「そう言ってくれる方は少ないんですよ」と話していました。