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はつ夏の北を旅する森本アナ
毎週、月曜から金曜の夜１０時から、ＮＨＫ総合とデジタルハイビジョンで放送されている、ニュース１０。
平成１３年６月１１日（月）からは４夜連続で、お天気コーナーを担当している、森本健成（たけしげ）アナウンサーが、スタジオを飛び出して初夏の北海道の表情を伝える「初夏！北海道」のコーナーがあります。
初日の６月１１日は、北海道札幌市の北海道大学植物園からの中継で、気温は１０度。日中でも１３．２度で、肌寒い陽気です。梅雨のない北海道ですが、この日は霧雨模様。満開のライラックがとてもきれいに映されていました。渡辺淳一の「リラ冷えの街」の一節を朗読する森本アナは、さながら文学青年のよう。最後は、通常は４枚の花びらでできているライラックですが、幸福の四つ葉のクローバーならぬ幸福の５枚の花びらのライラックを映し出していました。
２日目の６月１２日は、北海道大学のキャンパスからの中継で、気温は同じく１０度。この日もあいにくの雨模様。弓道部の練習を紹介しながら、北大の立派なポプラを映し出していました。ポプラの綿毛について、服に付いたりして、ちょっとやっかいだと北大出身の森田アナが思い出話を話されていました。最後にポプラの綿毛を利用して作った洋服を紹介していました。
３日目の６月１３日は、恵庭市の恵み野地区からの中継で、気温は１１度。この恵み野地区は、一般の家庭がオープンガーデンをしています。その中の１軒田端敏幸さん方では、田端さんが全て手作りの自慢のガーデン。ガーデニングのコンテストで特選を受賞した庭は、田端さんの奥さんののりこさんの名前から「ノリピーガーデン」と名付けています。お隣の大川健一・和代さん宅は、大川さんが種から育てた芝生が自慢の庭で、グランプリを受賞したそうです。ちなみに大川さんのガーデニング歴は６年だそうです。
最終日の６月１４日は、京極町のふきだし公園からの中継で、気温は１０度。蝦夷富士とも言われる羊蹄山からのわき水の音は激しく、スタジオの堀尾アナも「結構激しく流れてますね」と話していました。日本の名水１００選にも選ばれているわき水の温度は年間を通しても６．５度ぐらいで、森本アナも一口飲むなり「うまい」と言っていました。公園近くのお土産店で一番売れているのが、わき水を入れるためのポリタンクだそうです。せせらぎの音をバックに天気予報を伝えた後は、茶色い液体をグラスに入れて森本アナが一杯飲みました。スタジオの堀尾アナは「もしかして・・・」と問いかけて、森本アナは「ウーロン茶」と答えていました。堀尾アナはまさか水割りではないかと思ったようです。