森本アナ夏本番の町訪ね

毎週、月曜から金曜の夜１０時から、ＮＨＫ総合とデジタルハイビジョンで放送されている、ニュース１０。

平成１３年７月２日（月）からは４夜連続で、お天気コーナーを担当している、森本健成（たけしげ）アナウンサーが、スタジオを飛び出して夏の列島の表情を伝える「夏いよいよ本番！」のコーナーがあります。

初日の７月２日は、鹿児島市からの中継で、気温は２８度。日中の最高気温は３５．６度。鹿児島名物の「白熊」とは？ということで、喫茶店「むじゃきっこ」を訪問。白熊の正体はかき氷でした。高さ１５ｃｍまでつもらせたジャンボのかき氷は、たっぷりとミルクがかけられ、フルーツも満載。白熊と呼ばれた説として、５０年前の白熊を再現していました。当時のかき氷はシンプルなもので、干しぶどうが３つ乗っかっている姿を真上から見ると、白熊の顔や姿に見えます。普段は夜１０時までのお店を、撮影のため、特別延長してくれたお店の支配人の八木司郎さんは、底の方にたまったミルクはストローで吸って食べるとおいしい、２日間で、１０００個の売り上げがあったと話していました。白熊に使われている氷は６００ｇもあります。

２日目の７月３日は、広島市からの中継で、気温は２９度。日中の最高気温は３３．３度。広島名物といえば「お好み焼き」。ビルの１つのフロアに５軒ものお好み焼き屋さんがひしめいている場所からの中継です。広島には２０００軒ものお好み焼き屋さんがあり、お店ごとに特徴があります。中継先のお好み焼き屋さんでは、椅子の上のクーラーの送風口を自由に動かすことができるもの。森本アナはこの送風口のことを店長の吉永亮さんから聞いていました。広島のお好み焼きの特徴は生地を薄く引き、キャベツともやしをたっぷりと入れて、そばを入れること。そばには、唐辛子をまぶしたものもあるそうです。

３日目の７月４日は、金沢市からの中継で、気温は２５度。県庁所在地の中で最も雨が多く降る金沢市。「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われるほど。金沢の和傘店は一時期の１００店からいまや１店に。今日はこの１店だけとなってしまった和傘店からの中継で、和傘職人の松田弘さんから話を聞いていました。１本の和傘が仕上がるまでには１カ月もの日数が掛かるとのこと。丈夫で手入れ良く使えば５０年も持つそうです。また、雨傘ばかりではなく、最近では和紙の中に笹の葉を漉き混んで作った日傘も人気だそうです。

最終日の７月５日は、北海道・屈斜路湖からの中継で、気温は１３度。屈斜路湖は、北海道ではサロマ湖に注いで２番目に大きな湖です。屈斜路湖の砂浜をスコップで掘ると温泉が沸き出してきます。スタッフが１時間以上かけて掘った「森本の湯」に浸かる森本アナ、砂でじゃりじゃりしているそうですが、気持ちよさそうに湯に浸かっていました。