☆体操男子団体☆
| ２００４年８月１７日（日本時間）、体操男子団体総合で２８年ぶりの金メダルを獲得しました。体操ニッポンが復活しました。日がまた昇りました。 ６人の選手、塚原直也選手、冨田洋之選手、鹿島丈博選手、米田功選手、中野大輔選手、水鳥寿思選手が、自分たちの持ち味をうまく発揮し、栄光の金メダルに輝きました。 また、日本の五輪史上初の「塚原さん・親子２代で金メダル獲得！！」という快挙も達成しました。本当におめでとうございます！！ 予選を１位で通過した日本ですが、日本は最初のゆか（塚原選手・米田選手・中野選手）を７位と出遅れましたが、第２ローテーションのあん馬で、塚原選手が完璧の演技で弾みをつけ、続く、冨田選手、鹿島選手もいい演技でした。第３ローテーションのつり輪では、１種目エントリーの水鳥選手、塚原選手、冨田選手ともに見事に着地を決めました。 第４ローテーションの跳馬では、鹿島選手と米田選手は、素晴らしい演技と着地を見せ、それに応えるかのようにして冨田選手は、「伸身カサマツとび１回半ひねり」と難易度の高い技を決めました。第５ローテーションの平行棒、塚原選手、鹿島選手、冨田選手は、しっかりした演技で終えて、残りの鉄棒にすべてを懸けることになりました。 この時点では、ルーマニアが首位で、日本は２位の位置つけて、逆転の機会を狙う立場でした。首位のルーマニアの選手のまさかの落下、そして、３位のアメリカの点が伸び悩む中、日本は着実に演技を決めていき、最後の冨田選手です。 涼しい目を持ち、冷静沈着に演技をして、 「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ・・・！！」 とＮＨＫの刈屋富士雄アナウンサーの実況が流れる中、見事に着地を決めました！ ※刈屋アナは、ＮＨＫアナウンサーの中で、唯一の三つ子の父として知られています。アテネ出発前には「極限状態に見せる人間のドラマをしっかりとらえてお伝えしようと思います」とコメントしていました。 ◇それぞれの力合わせて勝ち取った 体操ニッポン復活の金 大塚美佳 |