２００４年１１月２０日、この日埼玉県は、サッカーで盛り上がりました。
Ｊリーグ参加１２年目で、浦和レッズがついに初優勝を飾りました。
　また、この日は、大宮アルディージャが、Ｊ２からＪ１への昇格が決まった日でもあります。両チームの皆さん本当におめでとうございます。
２００４年１１月２０日は、埼玉県民にとって、忘れることが出来ない日になりました。
これで、＜サッカー王国・埼玉＞が、不動のものになりました。

浦和レッズは、Ｊ２に落ちた辛い時期を乗り越えて、念願の初優勝です。このＪ２時代、活躍をしていたＦＷの福田正博さんは、その当時について語っていたことがあります。
「今のＪ２と違って、スタンドにはサポーターの姿が少なく、土のグランドだった。また、点を沢山取っても、所詮Ｊ２でしょと、相手にされなかった。」

そんな不遇な時代を引っ張ってきた福田正博さんは、浦和駒場スタジアムのピッチにはなく、記者席にその姿がありました。１２年の歳月の長さを感じました。
福田さんのコメントは、「いつかは優勝すると思っていた。優勝で、新たなスタートを切ったと思う」。

浦和レッズは、日本一と言われるサポーターに恵まれ、１２年目にしての優勝。
この後、どういう活躍を浦和レッズがするのか、とても楽しみになってきました。

これでさいたま市は、複数のＪ１チームが本拠地を置く市になり、いよいよ来季は地元で両チームが対戦をする＜夢の「さいたまダービー」＞が見られます。

益々埼玉は、サッカーの熱いパワーで盛り上がりそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　著・大塚美佳