解説

２０００年１０月２７日
競泳の成田真由美選手、またも金メダルを獲得しました。
これで、六個目の金メダルになりました。
本当におめでとうございます。

競泳女子５０メートル自由形（肢体不自由・Ｓ４）で、
成田真由美選手は、３９秒２３の世界新記録で優勝をしました。

成田選手は、

「今大会の集大成と考えていた」

という個人最終種目の５０メートル自由形。

狙っていた「４０秒の壁」も破り、見事６冠に輝きました。

前大会のアトランタでは、ライバルのエスペンハイン（ドイツ）と出会い、
そのライバルに勝ために、いろいろな困難を練習で乗り越えて来た成田選手。

ゴール後に、エスペンハインから、英語で「おめでとう」と声をかけられ、
思わず泣き崩れる場面もありました。

「素晴らしいライバルがいてよかった。アトランタからの四年間の、
　すべてがよぎった。今、両親への感謝の気持ちがこみあげている」と成田選手。

大会が始まる前、成田選手は、
「体力と精神力を挑戦したい」と言っています。

今、正にその挑戦が実り、「水の女王」が誕生しました。