金田一春彦先生

　先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
　偶然にも私の祖父母のお墓のある近くに、先生の生前墓が建っておりましたが、まさか墓地が分かってから間もなくお亡くなりになるとは夢にも思いませんでした。まだまだ先生には長生きして欲しかったと思います。とても残念です。

2004.5.20

　２，３日前のことです。また不思議な出来事にあいました。今年も後僅かなので衣類の整理をして、ショッピングカーに衣類を乗せてクリーニング屋さんに出すことにしました。いつもは前にショッピングカーを引いていくのですが、何故かこの日は後ろにショッピングカーを引いたのでした。帰りに買い物もあるのでお財布の中にはいつもより余計に現金を入れ銀行のカードを持って行きました。レストランの前を通り後僅かでクリーニング屋さんです。途中信号機渡るところで私は何気なくショッピングカーに目を向けたのです。そこでびっくりしました。ビニール袋に入っていたブラウス等がはみ出していたのです。そして中を見たところお財布が無いのです。一応衣類の中を探してみましたが見つかりません。取りあえず家に電話して家の中にお財布が置いてあるのか訊ねようとしたところポッケには１０円すらもお金が無いのです。ここで探しても無理だと考え兎に角家に帰えるしかないと思いもときた道を歩き始めました。少し歩いたところで突然赤寅の猫が私の前に飛び出したのです。横切るのかと思ったら私の前を先導しているようなのです。猫が前を横切るときは何かいいことがある知らせだと聞いておりましたが、今の私にはお財布と銀行カードを紛失しているのです。
　「以前私がマンションの役員をしていたときに猫騒動があったのです。その時私は猫は化けるからそっと見守っていくしかないと意見を出して一応猫騒動はおさまったのです」
　私は先導していた猫は玄関の側に入り植木の茂みへと消えたのです。その時です。中から二人のご婦人が出てきていまお財布を拾ったから管理人さんに届けてあると名前も告げず去ったのです。以前８匹の猫を助けた恩返しに猫がお財布を守ってくれたのではないかと思いなんとも嬉しい気持ちになりました。皆さん動物を可愛がってください。必ずいいことがありますよ。

体験した怖いお話（２３）公園

　１１月に家族で旅に出ました。その途中で由緒ある公園に行ったときのことです。この日は薄日が差して暖かい日でした。公園には案内人が説明していました。公園の中央の広場に着いたときのことです。私は突然転んでしまいました。この場所は平らな道で転ぶような所ではないのです。一緒に同行した人たちは前へ前へと進んでいきましたが私はなぜかこれ以上先に進むことはできず来た道を歩き出したのですがその途中で二回ほど転びそうになってしまったのです。なんとも言えない嫌な気分になりました。家に帰ってからその公園の由来を調べてびっくりしたのですが、その場所は有名な古戦場の跡だったと言うことが分かりました。案内人はこのことは伏せていたのです。この公園で無残な死を遂げて亡くなられた人が何か訴えたのでしょう。改めて私はご冥福をお祈りしています。

体験した怖いお話（２２）お元気ですか

　お元気を保つことは簡単な事ではなくとても大変なことなのだと最近つくづく分かるようになりました。
金子坂お地蔵さんに守られて命救われ全快したり
１カ月前に有った知人のお話です。お地蔵さんの側で突然具合が悪くなりすぐ側の病院に飛び込みました。一時は命の保障が無いと言われましたが、いまではすっかり良くなりました。本人はもとより家族のものもきっとお地蔵さんが助けてくれたのだと信じています。

体験した怖いお話（２１）８月お盆の日にあったこと
＜２＞金田一春彦先生

　久しぶりに私の母の実家のお墓参りに行きました。東京の郊外にある広大な墓地です。お墓の位置は頭では覚えていたのですが、久しぶりなのでその場所には無かったのです。母の実家（世田谷）に電話したところお墓の場所が分かっている人がたまたまおつかいに行って留守だったのですぐには分かりませんでした。また電話するということで、家族であちらこちら探し回り１時間も経ってしまいました。前の日に雨のせいもあり蚊と蜂の大群に悩まされました。来た以上はなんとかお墓参りをしなくてはと思い焦りました。お墓の管理事務所に電話したところ持ち主の代が代わったので昔の台帳から見ていかないとすぐに分からないと言うことでした。また母の実家に電話したところ詳しく分かる人が帰っておりました。地図を説明しているのですが、なにしろ周りはお墓だらけで聞くところがありません。お墓の番号を聞きまたみんなで探してみました。その場所に行って驚いたことには母の実家の墓地の並びに真新しい金田一春彦さんが建てたお墓が目の前にありました。また後ろ側には真新しいお墓が建っておりました。良く考えたらこの周りをぐるぐる探していたのです。まさか新しいお墓の陰に隠れていたとは夢にも思いませんでした。有名な先生の側にお墓があったなんて考えても見なかったことです。私の家では家族全員で金田一春彦先生の新明解国語辞典を２０年以上も使用しております。
何かゆかりがあるのでしょうか。不思議に思えてなりません。

　８月のお盆に２回ほどお墓参りに行った時の出来事です。
　＜１＞みなさまも同じ気持ちになると思いますがお寺でのお坊さんの読経はこの世の憂さを吹き飛ばし清々しい気持ちにさせて下さいます。
　家族４人でお寺の帰りの出来事です。家の家具で必要なベンチがあり帰りにお店に寄ることにしました。この周辺は一軒家やマンションが建ち並んでおります。ある坂道に上がった時です。昼間なのに何とも薄暗い感じがし今にも何かが出そうな気配です。私は「なんだか薄気味悪い坂道ね」といいながら家族と歩き店の前まで来ました。そのお店は品物が奥に引っ込んでおり、一見見た感じ車の車庫みたいな店なのです。私は買う品物を見つけに中をうろうろしておりましたところ、ある品物の前で突然いままで感じたことのない頭痛に襲われました。何か頭に槍でも刺さったような鋭い痛みです。初めての経験です。主人も、自分も何か気持ちが悪くなったと言いました。私はとっさにこの場所を離れた方がよいかもしれないと思い、店を急いで出ました。何にもなかったように頭は元の状態に戻っており主人も気持ちが直ったと言いました。この土地の近所の人に聞いたところこの店は元は墓地の後と言われぞっとしました。

体験した怖いお話（１９）私だけに聞こえた深夜の電話のベル

　風邪から体調を崩しましたが、いまではすっかり回復しました。
　またも今年１月からこんな怖い出来事を体験するとは思いませんでした。
　４，５日前のことでした。深夜に電話のベルがかなり高くビー一回と鳴ったきりその後は掛かってきませんでしたが私にとってはかなり大きな音に聞こえ目を覚ましてしまったのです。その時はこんな遅く誰かしらと思いながらまた寝付いてしまいました。次の日寝付いてからのことです。また電話のベルがあり一度で切れましたが目を覚ましました。その時は何か気掛かりになりましたので娘に今何時頃と呼び掛けました。午前２時よと言われ何か嫌な気分に襲われました。その声で息子が起きてきて電話があったかどうか確認すると分かるよと言われ確認してもらったところ電話は昨日の夜８時以降には掛かって来てないと言うことが分かりました。主人は亡き姉が掛けてきたんじゃないかなあと言っておりました。長姉が息を引き取る時私は会うことができなかったのです。私の家からかなり遠い所に入院しておりましたので、間に合わなかったのです。生前姉は私に「澄子ちゃんは仏心があるから後のことは頼むわね」と言っておりました。姉のお子様達はもう皆様立派に社会生活を送っており心配することは無いのですが、姉から見たら子供は子供なのでしょうか。子供達の事が気掛かりなのでしょうか。以前にもこの欄に亡き姉からの声が電話の中に聞こえ、その事を書いたことがあります。霊が入ると電波がおかしくなると言うことを聞きました。多分姉が何か私に訴えることがあったのでしょうか。姉のご冥福を心から祈っております。

体験した怖いお話（１８）ホットコーヒー

　この体験は、７月にあった出来事です。私一人で体験したことではないのですが、娘（美佳）と二人で東京の某繁華街のコーヒー店に入りました。お昼に近いこともあって、かなり混んでおりました。体調のこともあり私はホットコーヒーを注文しました。コーヒー店にしては、すぐ注文の品がこないので、遅いなと思っておりました。女店員さんが側に来て言いました。「今、コーヒーは出来ないのです」と言われ、私は「アイスコーヒーでもいいわ」と言いましたところ、女店員さんは「いままで壊れたことは一度もなかったのですが、コーヒーを炒る機械が故障してしまったのです」前にも、娘とこの近辺で怖い体験をしたこともあり。また霊の仕業ではないかと考え（機械にも霊が災いするということを聞いたことがありますので）何とも言えない恐怖を肌に感じました。

　娘と帰宅の途中の出来事です。私の帰る沿線で、以前不幸があった場所の駅で起こったことです。夜９時頃でした。私の隣に座っていた娘が、顔色が悪くなり、会話が無くなりました。私もこの駅の近辺で以前怖い体験をしたので、この駅を通るときにはなるべく駅を見ないようにしております。なぜかこの駅で電車が止まったとき娘は駅の方に目をやったそうです。その時は金縛りにあっていたのでしょうか。私に何も話しませんでしたが、家に帰ってから聞きましたところ、青い火の玉（人魂）が飛んでいったのを見たと言いました。多分そこで亡くなられた方の霊ではないかと思いました。私にははっきり分かりませんが、この土地は昔何かあった土地のではないかと思います。いまは霊に対して冥福をお祈りをしております。

体験した怖いお話（１７）御札（おふだ）

　この出来事は、３月のことです。主人がまた出張があると云われ、私は、仕度など準備しておりました。場所は、以前行ったところであることは、分かっておりました。出張の日の朝になってホテルはどこに泊まるのと聞きました。その時は、ホテルの名前を聞いても別に気にはしておりませんでしたが、その後なぜか、ホテルの名前が気になりました。良く考えてみますと、一度泊まったことのあるホテルなのです。そうだあの写真のことで、以前この欄にも書いたことがあります。友人が撮った写真の中に、窓から二人の若い男女が覗いているけど、足がない写真があったのです。その部屋は３階で、その窓は絶対に覗くことができないところなのです。私は、気味悪く思いその写真をお寺に納めました。またそのホテルに泊まるということで、なぜか、私は穏やかな状態ではなくなっておりました。また、嫌なことがあるのではないかと不安が募りました。以前お寺から購入した御札をその日の朝主人に持たせました。その夜のことです。主人から電話がありました。「突然決まったのだけど、ホテルは別なところだと」泊まろうとしていたホテルは突然不都合ができお客をみんな別なホテルに変更したということでした。私はこの話に御札が避けてくださったと思いました。その後、そのホテルは取り壊しになったそうです。このホテルに、さまよっていた霊に対して心から冥福をお祈りしております。

体験した怖いお話（１６）三月

　それは、三月のお彼岸に近い日のことです。ある晩、私が寝ていますと、女の声で私の名前を呼び、肩を触られたのです。夢なのか、現実なのか、その時は、私には分かりませんでした。隣に寝ている人を見たら姉なのです。「ああ、お姉さん」と私は言いました。よく考えてみたら姉は亡くなっていたのです。そう思った途端、私は全身に震えが止まらなくなりました。お彼岸になったらお墓参りに行こうと思っていたのです。きっと早く姉がお墓参りに来てもらいたかったのでしょうか。亡くなられた人とは二度と同じ姿で会うことはありません。だから、生きている間はみんなと仲良くしたいと節に思うようになりました。姉の冥福を心からお祈り申しております。

体験した怖いお話（１５）師走

　今年も早いもので師走となりました。皆様方もさぞお忙しい日々を過ごしていることと思います。先日、電車の中でこのような会話をしている人がおりました。今年は何故か亡くなる人が多いねえと言っているのを耳にしました。私は、人ごとのように聞いておりましたが、１２月に入って長姉が亡くなったという報せに驚きました。私は、末っ子なので母親が無き後、長姉は母親代わりでなんでも相談してきただけにショックが大きく力が抜けてしまいました。姉の告別式が終わって１日経った日の夜のことをここに書こうと思っておりますが、決して頭がおかしくなったのではないのです。本当にあった怖いお話なのです。その日の夜、１１時３０分ごろのことです。主人の帰りが遅いので主人の携帯電話に私は電話をしました。これから先のことはどのように表現して良いのか、分かりませんが、私が感じたことを書きます。携帯電話のベルが鳴っております。なぜかいつもと違ったベルの音と電波の音がなにかおかしいなあとは思っておりました。電話口に出た方が居るのです。その方は女の人です。低い声でもしもしと言いながら後の言葉は今考えると何を言っていたのか分かりませんが、良く聞くと亡くなった長姉の声なのです。その時は長姉が亡くなったと言うことは、忘れておりました。「あら長姉のところに電話してしまったのかしら」長姉は携帯電話は持ってないわけだし、おかしいなあと思っておりました。２，３秒のことです。電話が途中で切れたのです。切れてから私は長姉は確か亡くなったのだと、思うと何故かぞぉーっとしてきました。良く電波でおかしくなる時は霊的なものがあるということをお聞きしておりました。主人が帰ってきたので、「１１時３０分ごろ携帯電話が鳴らなかった」とお聞きしたら、「鳴ったよ電話口に出たら切れてしまったよ」と言われました。長姉はきっと私にお別れを言いたかったのだと今では思っております。長姉の冥福を心からお祈りしております。

体験した怖いお話（１４）バス

　書こうとすると、二度も、嫌なことに出会ったので、四谷怪談のことは後日書くことにします。
去年の秋のことでした。私と娘が東京に用事で出掛けました。そこで、某バスに乗りました。発車寸前でしたので、急いで娘と乗り込みました。かなり混んでおりましたが、空席がありましたので座ろうとする寸前にバスの運転手さんが突然「一人料金を貰ってないよ、三人でしょ」と言われました。私たち親子は別々にお釣り銭のないよう料金箱に入れたのです。「お金を入れましたよ、二人ですよ」と運転手に言いましたら、とても嫌な顔で首を横に振りました。私たちは不愉快な思いで乗っておりました。後で、分かったことなのですが、バスが通る道に理不尽なことで処刑された場所であり、墓地があったのです。私たち親子が乗るときに幽霊が一人一緒に乗ってきたのではないかと思い、ぞっとしました。二度と私たちはこのバスに乗ることはできません。心から霊に対してご冥福を祈りたいと思います。

体験した怖いお話（１３）当たってしまったのです

　宝くじではありません。四谷と言えばお分かりと思いますが、夫婦で体験した本当にあった怖い話をそろそろ夏を涼しくするために書き始めようと思っていた矢先突然自転車にぶつかってしまったのです。女子学生の驚いた声で自分がぶつかったんだということが、分かりました。何十年生きてきて初めての事故です。事故とはこういうものかと初めて体験しました。その時は痛みは無かったのですが、家に帰ってから痛みが出てきましたので病院に行きましたところ痛みがひどくなったり腫れてきたらすぐ病院に来て下さい一ヶ月は用心するようにと言われましたが、お陰様で十日ほどで痛みも和らいできました。両方が怪我が無く終わったことが何か護られたのかなあと思っております。
　それだけ、四谷の出来事は凄いのです。未だに供養されず漂っている霊に対して心からご冥福を祈るしかありません。夫婦で体験した四谷での出来事はまたいつかお話することがあるかもしれませんが、今は書くことができません。

体験した怖いお話（１２）地震

　２０日の早朝６時２分震度４の地震がありました。私どものマンションでもエレベータが止まり、本が崩れて落ちてきました。この地震にまつわる不思議なお話を書きます。前にもお話したことがありますが、我が家には１９年になる亀がおります。この亀が地震が起きる４、５日前から早朝異常に暴れ朝目が覚めてしまい困っておりました。あまり暑い日が続くので亀もどうしようもなく暴れているのかなと思いながら毎日水を取り替えて様子を見ておりましたが、何か不吉な予感がしておりました。その日の早朝も暴れ目が覚めていたところどかんと下から突き上げたような音がして全員が目を覚ましました。以前にも地震があったときやはり暴れて報せ、今回も同じような行動をした亀に何か守護霊的なものを感じており、これからも大事に育てていきたいと思っております。

体験した怖いお話（１１）血圧

　久しぶりに某お寺に参りました。そこで、鏡を見て驚きました。お化けが立っているのではありませんか。帰りに立ち寄ったレストランの鏡でまたもや驚きました。やはりお化けが立っているのです。なんとそれは自分の顔でした。あまり顔色が悪いのでそのように見えたのですね。家に帰って血圧を測ってみたらかなり低かったのです。その日から血圧の薬を飲むのを止めました。夏は血圧が下がると先生に言われておりましたが、ここまで下がるのとは思いませんでした。皆さんも顔色が悪いようでしたら、是非血圧を測ることをお勧めします。暑い日がまだまだ続きますので、お身体をお大事になさって下さい。

まだまだ体験した怖いお話があるのですが、この話だけは書くのを止めてと家族に言われておりますので、お寺で供養してからまた書くことにします。

体験した怖いお話（１０）電話の声から不吉な報せ

　主人の知人へ緊急の用で私が一度もお電話したことのない知人の奥様の所へ電話をしました。奥様が電話口に出ました。その声を聞いて私は声を失ってしまったのです。文章では上手く表現することが出来ませんが、その声は力が無く上の空で宙に浮いていると言うのか声に魂が入っていないのです。すぅーっと私がその声の奥に引きずられて行くような何とも言えない妙な会話になってしまったのです。私の言ったことが相手が理解していただいたのか、解らず電話を切ってから何か変だなあと思いしばらく電話口の前で考えておりました。その明くる日のことです。主人がその奥様が昨夜緊急入院して、すぐ手術をしなければ危ないと医師から言われたと知人から電話が入ったと話され、やはり何かを私に報せていたのだと考えました。その後大手術をし今は闘病生活を送っています。今はただ奥様の回復をお祈りしております。

体験した怖いお話（９）お別れの携帯電話パート２

　携帯電話からの社長さんのお話に戻します。私の長姉の主人は、本当の兄のようで何か相談事があるときには、我が家では頼っている義兄さんでした。とても良い方でしたが、亡くなりました。その方とこの社長さんの名前が同じでしたので、義兄が身代わりになって来てくださったと思い、喜んでいたのです。どうして良い方は早く亡くなってしまうのでしょうね。その後、その社長さんの代わりの方が来ました。今度来た新しい社長さんの名前を聞いてびっくりしてしまったのです。義兄さんの弟さんと同じ名前なのです。偶然とはいえ、とても不思議な気がしております。その方もとても良い方です。先日、ＮＨＫ売店で義兄の弟さんのお子さんのビデオが置いてあるのを見て驚きました。その方も亡くなりましたが、戦後、ＮＨＫテレビに長期に出演していて、ある事を教えていたのです。いまその方のお子さんが活躍しているのを聞いて嬉しく思っております。

体験した怖いお話（８）学校の怪

　今年のことです。娘（美佳）の大学の側に用事があったので行きました。一緒に帰ろうと思い学校に寄りました。その大学は都心とは思えないほど静かな場所にあります。私が行ったときには授業中であり誰もいませんでした。学校のトイレの怖いお話はテレビで見たり聞いたりしておりましたが、現実に私が体験しようとは夢にも思いませんでした。トイレの場所は長い廊下を経て周りに木が茂りなにか薄暗い所にあります。トイレは誰もいませんでした。その時は夕方でした。私はトイレから出て手を洗いながら鏡を見ていたときです。私が使用したトイレの所から女性の甲高い刀で斬られたようなすごい大きな悲鳴が響いたのです。思わず私の体は硬調してしまい、一瞬金縛りにあったようになりました。娘にその話をしたらあのトイレの場所は前から鍵がかからなかったり開かなくなったりとても気味が悪いと言っておりました。私はその気味の悪いトイレに入ってしまったのです。あまりに怖いお話で娘はそのトイレは二度と行くのを止めたそうです。

体験した怖いお話（７）お別れの携帯電話

　もう今年から怖いお話は止めようかと思っておりましたが、あまりにも不思議な出来事が二回ほど続きましたのでまた記します。去年のことです。某大企業の社長さんのお話です。昔から電話の嫌いな方があっちこっち電話を掛けるときはとても不吉なことがあると言われております。主人の就職の際お世話になった方です。直接会ってお話したことはございますが、携帯電話では初めてです。ある日主人が携帯電話を忘れていきました。その日私は遠出のため主人の携帯電話を持って出かけました。某コーヒー店でコーヒーを飲んでいたときなのですが、突然携帯電話が鳴りました。誰か家族の者かなと思って出たところ、社長さんなので驚きました。その社長さんは社員の者に一度も携帯電話を掛けたこともなく、主人が勤務中でもありなんの用もないのに社長さんから電話があるということは考えられないことなのです。私は一瞬戸惑いましたが、月並みの挨拶をしました。その時の社長さんの声はいつもはとても明るく大きな声の方なので違う方かと思うほどとても寂しげな声で元気がありませんでした。どうしたのかしらと思いながら家に帰って主人にその話をしましたら主人は社長さんは具合が悪くて病院に通院していると言いました。たまたま会社に出勤して主人の携帯電話で主人に話をしたかったのでしょう。その後間もなく入院し、亡くなりました。今から思うと最後のお別れに私どもに携帯電話をしたように思えてならないのです。その時の社長さんの声は今でも忘れることは出来ません。ご冥福を心からお祈りしております。

体験した怖いお話（６）２０００年最後の怖いお話

あまりにも生々しいので何度か迷いましたが２０００年最後の怖いお話として、締めたいと思います。今年の１１月中頃のことです。よくテレビ局にまつわる怪奇現象を耳にしますが、本当のこと言って私は、信じておりませんでした。どこのテレビ局か内容まではっきり言うことはできませんが、お話しします。信じようと信じまいとそれはあなたの捉え方です。私は本当にあったお話を書くだけです。
某テレビ局の夜の番組でした。最初見ているうちは分かりませんでしたが、アナウンサーの後ろになにやら人間らしい人が立っているのが映っておりました。ディレクターが何か指示をするので立っているのかなあと見ておりましたが、その人は動かないで、じっと前を向いておりました。よく見ると顔はぼけて分かりませんでしたが、男の人で背広姿でネクタイをしておりましたが、足が見えないのです。上半身だけ映っておりました。一瞬の出来事だったのでびっくりしました。家族にそのことを知らせましたが何にも映ってないと言われました。その明くる日また同じ時間にやはり同じ状態の人が現れたのです。その時テレビ画面にむかって私は呆然と手を合わせておりました。三日目は映っておりませんでした。そのアナウンサーにゆかりのある人か、放送局に未練があって映し出されたのではないかと思います。とても信じられない不思議な出来事でした。

体験した怖いお話（５）人間の顔した猫

今からして思えば私の父もなにか霊的な物を持っていたような気がします。私が子供の頃、家族で父を囲んで食事をしているときに、良く父が話してくれた話を書きます。父がまだ若い頃仕事の帰り道であったお話です。その頃はまだ電灯も少なく夜道は暗かったそうです。歩いているうちに突然女の方と擦れ違って時に父はその方の顔を見てびっくりしたそうです。（のっぺらぼう）真っ白な顔に原型がない世にも恐ろしい顔を父は見て駆けだして家路に帰ったそうです。後で分かったことですが、そのそばは墓地だったそうです。また、夜道で狐の提灯にも出くわしたことがあるそうです。提灯が沢山流れているように浮いて進んでいったのを見たそうです。私はその当時はお酒でも入っていて酔っぱらってそのような現象に見えたんじゃない？と家族で笑っておりましたが、いまでは信じることができるようになりました。

次は、私が体験したことを書きます。春のお彼岸のことです。昼間友人と知人のお墓参りに行きました。その墓地は都内の有名墓地です。墓地の中にあるお線香とかお水、お花などが置いてある場所に行きました。そこで飼われている猫か野良猫かは分かりませんが、猫が七、八匹おりました。私は一匹の猫を見てびっくりしてしまいました。茶色い猫でした。世にも恐ろしい顔した正に人間そのものの顔です。一瞬たじろぎました。あの猫よと言って友人にその猫を指差しました。友人は普通の顔した猫よと言いました。一瞬のことですが、怨念を残し亡くなられた人が猫に乗り移ったのではないかと、思います。何故か、その後その場所には行く気にはなれなくなりました。

体験した怖いお話（４）

　アンコールに応えて、また書こうと思っておりますが別の見方からするとい よいよお母さん頭がおかしくなって来たのではないかと思う人もあると思います 。私は自分が体験した以外は書きません。
　２０年前の話ですが、主人が大阪に転勤の時のことです。冬の日の夕方、下 の子供を背負いもう一人の子供を歩かせながらおつかいの帰りだったと思います 。突然車が止まり主人が私に声を掛けました。いままで一度もなかったことです 。
　私はその車の中を見てびっくりしました。主人の隣にいた人は男の死体だっ たのです。よく見ますと頭の後ろから青い炎が尾を引いているように光り人魂と 言うのでしょうか言葉では書くことができません。主人が今晩我が家に同僚の人 が行くからと言うことでしたが私は何で死んだ人を連れてくるのと口に出したよ うでしたが金縛り状態というのでしょうか、私は霊能者じゃないので良く分かり ませんが、そこに呆然と立ちすくんでいました。
　それから間もなく玄関に「ただいま」という主人の声が聞こえました。後ろ を見ますとさっきの死体に見えた人がお辞儀をしておりました。私は夢でも見て いるのではないかと自分を疑いました。
それから数日立って別の同僚の人が我が家に訪ねて来ました。私は気になって いたので同僚にその時の話をしましたらその人が子供の頃、母親が子供を苦に
淀川という大きな川に身を投げて自殺したということを聞きまたびっくりして しまいました。
　いつまでも子供可愛さにその人に纏わり付いているのではないかと思います 。母親の悲しいさだめに今はただ冥福を祈るのみです。

体験した怖いお話（３）足があった女の人

　怖いお話ばっかりなのでここで何かユーモアなお話を書かせていただきます 。
　七年前私と（雅彦）二人で青山に用事で出掛けました。
　九月頃だと思います。その日雨がしとしと降っていました。夜九時頃帰宅す るのでバスに乗りました。あるバス停から女の方が一人白い着物姿でお顔は血の 気のない蝋人形のようで痩せた美人の方が乗車してきました。
　バスの中のは七，八人の乗客がおりましたがその方を見た途端みんな黙って 前の方を向いたままになってしまいました。
　私たちも早く降りたくなってしまいました。
　そのバス停は青山墓地下でした。

体験した怖いお話（２）写真に写っていた二人の男女の霊

　私もどちらかと言うとこういうことは信じない方でしたが、自分が体験して みて不思議な事もあるのだと信じられるようになりました。自分が体験しなけれ ば絶対信じられない方が普通ではないかと思います。
　ここで書いているのはあくまでもフィクションではなく私が見た本当にあっ たお話を書いております。
　主人が出張先の某ホテルで同僚達と一緒に撮った写真に二人の男女の写真が 写っていたのですが、上半身だけでした。
　ホテルの三階の部屋で友人と談話している所を撮った写真なのですが窓から 二人の男女が中を覗いている写真も写っておりその場所は廊下なのと聴いたとこ ろ主人はこの場所は三階なので上がるところもなく絶対に不可能の場所だと言い ました。
　ホテルの周りが山なので心中した人かホテルで心中した人の霊ではないかと 思いその写真をお寺に納めて冥福をお祈りしてきました。

体験した怖いお話（１）

　まだまだ残暑が続いておりますので本当にあった怖いお話を書かせていただ きます。
　信じようと信じまいと各々の受け取り方にお任せします。
　１５，６年前のお話ですが横浜でのことです。ある日私は家族でバスに乗り ました。私たちは一番後ろの席で少し揺れる場所に座っておりました。座れない 方は中程に４，５人立っておりました。時刻は夕方だったと思います。
　真ん中に立っている男の方が赤ちゃんを抱いておりました。その赤ちゃんは とても可愛い顔をした赤ちゃんでした。男だか女だかははっきりしませんが、私 の方を見てにこにこ笑っておりました。あまり可愛い赤ちゃんなのでまたもう一 度赤ちゃんの顔を見ようと思い赤ちゃんがいた所の方を見ました。ところが男の 方はいたのですが、赤ちゃんは全然見えませんでした。途中で下車したのかと思 いましたがまだ止まっていないのでおかしいなあと思い何気なくバスの窓から外 を見ましたらそこはとても広い墓地でした。
　家族にそのお話をしたら誰も赤ちゃんは居なかったわよと言われました。
　母親が恋しくさまよって出てきた赤ちゃんの霊だと思います。
　赤ちゃんのご冥福を祈りながらバスを降りました。