春うらら思い思いのアナウンサー

　春は、別れと出会いの季節です。各局のアナウンサーの方達も自分が意図しない番組でも変わらなければなりません。組織の人間としてそこが辛いところです。でも、今の時代失業者が溢れております。職があるだけ幸せだと考えてください。また良い出会いもあります。ＮＨＫ堀尾正明アナウンサーのひとことで共通する言葉「気合いを入れて」。頑張って下さい。応援しております。

永六輔先生にお目にかかって

　５月９日水曜日、行田産業文化会館で先生の「ものつくり講話」をお聞きしました。テレビ・ラジオでは見たり聞いたりしておりましたが、先生にお会いするのは今日が初めてです。話の内容はとても良かったのはもちろんですが先生のお顔はまるで青年のように若々しいのにびっくりしました。燃えている方は違うのだなと思います。私の身内は東京に住んでおりますが行田で浅草っ子の江戸弁を聞くと何やら胸が一杯になってしまいました。埼玉弁はゆっくり喋ります。私もどちらかというと早口なので行田の人たちには聞きづらいらしいです。帰りがけの相撲甚句には泣けました。江戸情緒に浸ったひとときでした。有り難うございました。これからも、
ものつくり大学のためにご指導をよろしくお願い申し上げます。お身体をお大事に頑張って下さい。

俳人たちとの交流　７

　（雅彦）の特選者大会に同行して感想を書きます。
　前夜から盛り上がっていた（美佳）の大会とは違いとても静かな懇親会でした。私も二回目なので多少は落ち着いて見学することができました。二部の方もご一緒でしたが、どなたがいらしていたのか分からないほどでした。前回とは違いそれぞれ家族が付き添って来ておりました。あまり静かなので某俳人が駄洒落を言った方がいいかなと話しておりました。＜続く＞

俳人たちとの交流　６

　いよいよ放送がスタートです。ゲストの俳人たちは緊張の表情で座っておりましたが時間が経つに連れ表情もほぐれてきました。私も椅子に座って見学しておりましたがかなり肩が凝ってきたようです。某歌人が大人が子供の俳句、子供が大人の俳句でかなり入り乱れ白熱した俳句会になったのだと言っておりました。娘（美佳）が順番を飛ばされてしまったのです。それには誰も気が付きませんでした。ディレクターの方はあまりのバトルに笑いを堪えるため場所を離れてしまい私の座っている方に歩いてきてしまったのです。私は思わず「いま娘が飛ばされているのですよ」叫んでしまおうかと思ったのですが私も初めての生放送の見学でもあり音や声が入ってしまったら大変だと考えハラハラしながら見守っていました。生きた心持ちがしませんでした。いまでもその時のトラウマが残っております。バトルは続き最高潮に達してしまったのです。娘は自分から「すいません私も取っているのです」と声を出して言いました。その時八木アナウンサー、川崎展宏主宰、高橋久美子キャスターの表情はこの世の顔とは思えませんでした。いま思うと娘が勇気を持って言えたということは英会話の基本が身に付いていたからと思います。いままでの俳句会でも特選者大会でもいまの特選者大会の光景は二度と見ることはできないと思います。最高のスタッフ最高の主宰最高のゲスト等によって素晴らしい俳句大会が出来上がったように思います。最初で最後の俳句会だったと思うし私もこのような句会を生で見学したことができたことは一生忘れることはできません。良き思い出を胸に秘めて生きていきたいと思います。皆様ありがとうございました。終わり

俳人たちとの交流　５

　懇親会も終わりその夜は飛行機の疲れもあり娘（美佳）も私もぐっすり眠ることが出来ました。出演する人たちの顔触れを見てこの人たちとご一緒に出演することだけで満足であると考えておりましたので点数にこだわらずに頑張って来なさいと娘に言いました。前日会った皆さんのお顔とは違い生放送に出演するという緊張感が加わりとても綺麗に見えました。こうも別人に見えテレビ出演するということは人間を高めすごいものがあるのだと改めて感じてしまいました。刻々と時間が迫ってきました。蜘蛛が目の前の台の上にいるのが目に留まりました。朝蜘蛛は縁起がよいのでディレクターの人が殺さずに外へにがしました。いよいよ生放送のスタートです。出演者の皆さんも緊張の表情で座っておりました。ディレクターとスタッフの後ろに私も一人で座り、ただ無事に終わってくださることを祈っておりました。その後大変なことが起きてしまったのです。＜続く＞

俳人たちとの交流　４

　書くのを忘れましたが（美佳）松山に行く前に３９度の熱が出てしまい病院に行き熱冷ましを飲みながら飛行機に乗ったのです。その日夕方のリハーサルが終わり一部二部の人たちとの懇親会が開かれました。ＮＨＫのスタッフの人たちも数人参加しておりました。
競走馬はスタート前に興奮して暴れると言われております。人間に例えて申し訳ないのですがその日の懇親会はとても賑やかでした。＜続く＞

俳人たちとの交流　３

　いよいよ特選者大会に娘（美佳）が出す句が決まり二句放送局に提出しました。

○初凪や讃美歌響く大寺院

○混沌の世を安らかに初読経

出演する日の前日からリハーサルがあるため私も娘に同行して松山に向かいました。その日は朝から雪が降り電車が止まり、新幹線で東京まで行き、羽田に出ましたが、かなり混雑しておりました。松山空港に着きバスで放送局に向かう途中で感じたことは蜜柑の中に包まれたみたいでほんのりと温かさが感じました。放送局に着きましたらテレビで名前を知っている人たちが座っておりました。八木アナウンサーとも初めてお会いしました。放送局の中を全部知り尽くしているという感じで忙しそうにきびきびと動き回っておりました。体全体から溢れている俳句での一筋での思いは凄い威厳を感じさせ、凄い方だなと直感的に思いました。まだ司会者として戻れるものなら戻していただきたく思います。本当に残念でもあり、寂しい限りです。

小林昭彦アナウンサー

　俳句の司会一任者として忘れてはならない方です。教育テレビでいつも司会の挨拶の時に笑顔で机の上に両手を重ねながら、時候の挨拶をします。俳句の奥ゆかしさを感じさせ、旧ＮＨＫアナウンサーのお手本を見ているようです。主宰を引き立て俳句の時間が経つのを忘れさせてくださいます。とても感じのいい番組だと思っております。

八木健アナウンサー引退

　八木アナウンサーの引退をテレビで知り、びっくりしました。これからの俳句王国は空気の抜けた風船みたいで寂しくなります。十年間の俳句王国でのご苦労が沢山あったことと思います。十年間お疲れ様でした。そして俳句の知らなかった私たちに俳句の醍醐味を教えて頂きました。本当にありがとうございました。

八木健アナウンサー

　八木アナウンサーといえば、ＢＳ俳句王国。俳句王国と言えば、八木アナウンサーとして有名です。松山放送局（俳句）の番組ローカル放送を全国版に育てた功績は大きいと思います。私も二度ほどお目にかかったことがございます。仕事熱心な方で懇親会の席でも俳句絵を書いて皆様に配っておりました。八木アナウンサーは俳句がご飯でしょうか。俳句を取ってしまったらそれはとても考えられないことです。ＢＳ俳句王国の土台を作り上げ、多くの俳人たちの育成に貢献したことには間違いないのです。いつまでも命の続く限り司会を続けていただきたいと思います。

俳人たちとの交流　２

　特選者大会（美佳）の出場も決まり、短期間の間に俳句を２句松山放送局に提出しなくてはならないのです。色々と本人が考えた末、作曲家黛敏郎先生の志に沿った俳句を詠むことに決めましたが、これからが大変でした。その前に朝日新聞社の声欄に（美佳）が書いた黛先生の追悼文が載りました。追悼文の中から俳句を詠むことにしました。当時新聞に載った内容を記します。

「宗教の祈りを音楽で一つに」　１９９７年４月１６日
　黛敏郎さんがお亡くなりになりました。突然の訃報（ふほう）で驚きました。去年体調を崩されていたとは聞いておりましたが、テレビの「題名のない音楽会」で、元気な姿を見ていて安心していたのですが、本当に残念です。
　去年は、武満徹さんが亡くなり、日本の音楽会に大きな穴が二つ開いたような感じです。「題名のない音楽会」で、常日ごろ私たちに、いろいろな音楽の楽しさを教えてくれました。
　とくに私は、番組の中で演奏した、黛さんが作曲した「オラトリオ・世界の祈り」が、印象に残っています。古代神道の「警蹕（けいひつ）」、ギリシャ正教とカトリックの聖歌、人々に祈りを呼びかけるイスラム教の「アザーン」、ヒンズー教の「ギータ」、「梵音（ぼんおん）」と呼ばれる奈良仏教の声明、そして般若心教（はんにゃしんぎょう）の読経で統合された曲です。
　黛さんは、世界の宗教の祈りを音楽で一つにしたのです。
　二十一世紀を目前にして世界は大きな危機に瀕（ひん）しています。すべての宗教はこの曲のように祈りを一つにして世界を平和に導いて欲しいと思った。黛さんのごめい福を心からお祈り申し上げます。合掌。

以上です。この文を読んだ人たちは（美佳）の俳句がなんであるかテレビを見ていて分かったそうです。＜続く＞

堀尾正明アナウンサー

　早いものでニュースキャスターに選出されてから、１年になろうとしております。ニュース１０が終了してからその日の一日は終わり、私は眠りに付きます。ほとんど見ておりますが見られないときは録画しております。４人のチームワークもよくなりました。民放とは違い企画の面であまり衝撃的な話題は取り上げることが難しいことは事実ですし、この一年は縁の下の力持ちとして堀尾アナウンサーはじめ、榎原キャスター、森本アナウンサー、藤井アナウンサー、松尾アナウンサー、スタッフの方達のご苦労は大変なことだったと思います。私の父が言った言葉で「学校の優等生は社会の劣等生」と言っておりました。すべてが万能の人は思いやりがなく、傲慢な人が多いと思います。堀尾アナウンサーは場面から人柄が良く思いやりがあり、温かい感じが滲み出ております。性格は言葉の中に表れます。沢山のファンがいることをお忘れなく、これからも森田美由紀アナウンサー交えて仲良く頑張ってください。応援しております。

俳句大会

　ＮＨＫ俳句大会を見ました。稲畑汀子氏と金子兜太氏のバトルで考えさせられました。伝統を重んじ、季題を重視する稲畑氏の提案は最もだと思いますし、金子氏の改革の提案を最もだと思いました。初心者は季語がないと詠むことは難しいのではないかと考えますが、季語を使っての俳句は類句がだいぶ多くなったように思います。これからの若い人は季語無しで自由に俳句を詠む方向に向いてきたように感じます。ＮＨＫ会場には沢山の俳人たちが集まっておりました。これから三十年後にはどれだけの俳人たちが会場を埋めることができるかなど考えてしまいました。
　日本の伝統的な短歌、俳句はもちろん残さなくてはいけないものだし、土台を作り上げた主宰たちのこれからの若い人への受け継ぎは大変な課題だと思います。伝統を守ることはもちろん必要であると思いますし、改革していく姿勢も大切でないかと思っております。
　どちらに軍配が上がるかは分かりませんが、多分答えは出ないと思います。

俳人たちとの交流　１

「思い出してごらん、あんなことこんなことあったかな」という歌がありましたが、早いもので娘（美佳）が特選者大会に出演して３年という年月が経ちました。
今だに出演者の人たちとの交流が続いております。レベルの高い人たちとの出会いに娘もとてもよい勉強になったし、一生忘れることはないと思います。
金子兜太選、辻桃子選、深見けん二選、有馬朗人（添削）らに選ばれ晴れある特選者大会に出演できたということは、大変嬉しく感動しました。
娘は句会にも入ってなく独自で勉強し入選しましたので出演の報せを受け私は不安で一杯でした。カルチャーセンターらに二回ほど勉強に参りました。
まだ若いのだから点が入らなくても当たり前だと思っておりましたが、運良く点をいただくことができました。ゲーム感覚のつもりで出演すれば良いのではないかと娘と話し合っておりました。
今年から特選者大会が残念ながら無くなりました。どこの句会にも入っていない人たちは出演することは不可能だと思いますし、いろんなことがあったとは思いますが、これから考えていただきたい課題です。＜続く＞

田中康夫長野県知事

　当時、私たちがお会いしたときは、色白でダンディーな姿でした。
　今テレビで演説している知事は当時の面影は無く日に焼け闘士そのものです 。変われば変わるものですね。
　これが本当の田中康夫氏本性だったのだと思います。どうか県民のため日 本国民のため活躍を期待しております。

出会い

　長野県知事、田中康夫氏当選おめでとうございます。
　都内の某ビルで、エレベーターを私と雅彦と待っておりましたところ、一人 の紳士が大きな鞄を持って来ました。
　どこかで、見たことのあるお顔だなとは思いましたが、その時はなかなか思 い出せませんでした。
　ゆっくりとしたエレベーターなので待つ時間と中にいる時間が長く感じまし た。
　田中氏と３人きりでエレベーターに乗り、私たちは途中で降り、田中氏は上 の階へ行きました。
　その当時田中氏はテレビに出演しておりましたので顔は思い出したのですが 、名前が出てきませんでした。
　知事の決定で田中康夫氏が当選したことをテレビで知り、びっくりしました 。
　田中氏は記憶にないとは思いますが、一緒にエレベーターを三人きりで乗り 合わせたことに何か縁を感じます。
　これからは長野県のため、また日本のため、頑張って活動して下さい。